骨盤 ~前傾と後傾~
皆さんこんにちは。
だいぶ涼しく過ごしやすくなってきましたね。
寝るときの毛布の温かさが心地よい感じです。
今日は骨盤のお話です。
よく言われる「骨盤前傾しなさい!」って聞きません?
「後傾しなさいっ!」とはあまり言われない。
どこを基準に前傾・後傾?
以下、今日の内容です。
ーーー 目次 ---
1:骨盤のニュートラルポジション
2:骨盤前傾位
3:骨盤後傾位
はいっ、まずは
1:ニュートラルポジションです。
ここを基準に前に傾けば前傾、
後ろに傾けば後傾になります。
まずは骨盤を正面から見ます。
この黄色いシールの貼ってあるところ3点、
左右上の二つが「上前腸骨棘」、読めね~!
「じょうぜんちょうこつきょく」と読みます。
専門家の中では「ASIS・エーエスアイエス」と呼びます。
これと下の一点、これを
「恥骨・チコツ」、と言います。
この3点を結んだ三角形、これを
「前方トライアングル」
と呼び、この3角形を横から見て、床と垂直だと
「ニュートラルポジション」になります。
両手の中指を恥骨に当て、人差し指と親指で
三角形を作ると、手首に近い手の平に当たる骨
それが「ASIS]になります。
さあ、これを垂直にしてみましょう!
しかし、ここで骨盤を動かせない人が結構いるんですが、
大丈夫でしょうか?動かせないのは固くなってしまっているか、
筋肉が使い方を忘れている、そもそも骨盤を動かす感覚がない…。
わからない人、こっそり私に相談してくださいね。
これが「ニュートラルポジションになります。
立ってみるとこんな感じ。
次は
2:骨盤前傾位です。
これは恥骨が左右のASISがより後ろにある状態になります。
まさに三角形が前に傾いている状態です。
立ってみるとこんな感じ
そう、反り腰ですね。股関節は曲がったままで、
腰は反りが強くなってしまった状態です。
腰の筋肉や、太モモの前や外側が固く短く
なってしまいます。自分で出来ることは
①:膝を抱えて腰を丸めるストレッチ
②:太モモの前や外を伸ばすストレッチ
③:仰向けになって息を吐きながら骨盤動かし
腰を床につける腹筋
などが効果的です。
そして次は最後、
3:骨盤後傾位です。
これは恥骨がASISよりも前に出た状態
三角形が後ろに倒れてしまい、
極端ですがこんな感じ
割と高齢者に多い印象ですが、若い人にも最近多いですね。
自分の姿勢を筋肉で支えられず、重力に潰されているような…。
これだと、腰の筋肉は伸びてしまい、モモの裏のハムストリングは
短くなってしまっています。猫背ももれなく付いてきます。
こんな方は背筋群がほぼ機能していないので、背筋をやってほしいのですが、
なんせ猫背で背骨が動かないので背筋やるとほぼ腰だけでやってしまうので
我々のような専門家にみてもらったほうが良いです。
自分で出来ることは、
①:モモの裏を伸ばしてあげる、
②:座るときに骨盤を立てて座りそれをなるべく維持する。
これだけで骨盤を保持する腹筋のインナーマッスルと、
背骨の自然なカーブを保つ背筋群のスイッチがはいります。
その時に脳天が天井に少し引っ張られるような意識でをすると
より良いです。疲れたら休んでください。
あなたの今のその体はあなたの習慣から形作られています。
立ち方、座り方、それが反映されています。身体を変えるには
習慣を変えないと変わりませんので、少しずつ、意識してみてください。
「悪い癖」から「良い癖へ」人間は適応力がありますから、良い癖の
習慣をつけていきましょう。
当院、Bridgeでは、ただ鍛えるではなく、「良い癖」をつけるエクササイズを
行っていますので、骨盤の傾きが気になる方は是非一度お越しください。
~~~ 編集後記 ~~~
私は以前、後傾位でしたが、最近はニュートラルかやや前傾位です。
また、座位になると確実に後傾位になり、左のお尻に体重が乗って右肩下がり。
右肩下がりなんて縁起でもない!開業したばかりなのに…。
「座位」はしっかり気を付けて、「財」をしっかり築けるように
日々、精進していきます。お後がよろしいようで、
ではまた!